2014/06/10

ねえ、本当はなんか本当があるはず





























授乳後になかなか眠らない小玖有を抱えて2階へ。部屋中をぐるぐる歩く。梅雨なので外は重い。午前5時か。この時間に起きてそうなのは…と…と…かなあ、といろんな顔を思い浮かべてみる。あの人はもう起きて洗濯掃除は終わらせているはず、あの人たちは開店準備かな、あいつは起きているはずが無い。頭がぼんやりしているせいか穏やかな気持ちで考える。こうしてみるとけっこう人に恵まれて生きている。その中でも自分が特に素敵だなと思う人に共通しているのが、無駄な競争をしていないことだと思い始める。調和と範囲を考えながら好きなこと、求められていることをしている。周りのペースに乱されないというか、無意識にその人を中心に回る力を持っていると言うか、嘘がつけないと言うか、不器用と言うか、欲が無いと言うか。なんというか。そういう人たちは、はなから参加してませんってタイプもいるけど、かつては猛烈に競争の中にいたが今はやめましたって人の方が多い。結果は同じことだ。偉そうに。ならば自分はどうだと考えるけれど、そうありたいと思うだけで、自分ではなんとも答えが出せない。でも妻は間違いなくそういう人だからいいや、と安易に完結させる。