2014/07/30

何日か振りにネットが回復する。先日の雷でルーターがやられてしまって、テレビもなく、新聞も取っていない我が家は完全に世間から遮断され何とも平和な時間を手に入れる。でも、そんな時間も長くは持たず、やっぱり情報は欲しいと実感。そうそう今回のことで面白かった一連の流れ。ネットが不通になり、まずNTTに連絡。一日繋がらない。翌日再び電話。今回もなかなか繋がらない。待つこと15〜20分。イライラ。ところが、ようやく出てきた男性の説明のわかり易いこと山のごとし。苛立つこちらを諭すように流れる様な言葉でこちらを誘導してくれ、最後にはどうもご丁寧にとこっちが言ってしまうくらいだった。そしてNTTの回線でないことがわかる。続いてプロバイダーに電話をする。こっちはすぐに繋がる。ありがたい。ところが機械の様な話口調で聞き取りにくいこと風のごとし。あげくマックのことはよくわからない、有料サービスに入ってくれと言い出す。ちょっ、ちょっと待ってよ。今の世の中マックユーザーはかなりの数でしょ。そんなのアリ?ていうか話がすり替わってきている。とまあこんな感じ。なんだかんだで無事にネットが再び開通したからいいけれど。顔の見えない相手のことを考えるってホントに難しい。待たせるけど丁寧。すぐ出るけど…。う〜ん、うう〜ん。






2014/07/25

CAMERA FULL OF KISSES

ブイーン、キュン、キュイン、ブイーン。という音で目ざめる。6時50分。そうだ、道男さんが庭の草を刈ってくれる日だ。慌てて庭に飛び出し、おはようございます。04の芝から那須店まで草刈りと言えば道男さん。その人にこの庭は手強いと言われる。というかただ怠けていただけなんですけど。ははは…。草を集めて袋詰め。熊久保さんがもう来てる。SHOZO向かいで図画工作社という広い意味(紙一枚から地域まで)でのデザイン事務所をされている。昨日、音楽室で熊さんとしばらく話し込む。興味深かったのは町おこしに芸術を使うのは、戦争が起きにくいから。という話。農にしても、食にしても意見の合わない人のアンチが発生しやすいということらしい。なるほど、確かに芸術は受け手の理解は殆ど必要ない。また、何かことを起こす時に地域の人に説明をしてわかってもらうだけでなく、お互いがわかり合えないことをわかり合う、ことも必要なのだと言う話もする。そうだな、それが最低限の理解だったりもする。地域のためという使命感の裏側にかならずネガティブな側面が隠れていることに気がついている人はどれだけいるだろうか。遠くから来る人たちを満足させて一部の地元の人が潤う。それでは行政の観光課と大して変わらない。地元の人たちの参加意識と満足を高めるにはどうすれば良いのだろうか。としばし感化され考える。熊さんは毎日こんなことを考えて生きているんだなぁ。やるなぁ。そしてもうひとつ、そんな彼はいま、モーレツに結婚したいらしい。






2014/07/23

心の中に ある光

思いのほか心配をかけてしまったようで。すいません。大丈夫ですよ。切り替えるのは得意な方ですから。三年前、ニースで見た空はどこまでも澄んで美しかった。海岸線が長く続き、波は白く、かつての芸術家たちがこぞって愛した土地に相応しい貫禄だった。いい大人が夏休みの子どものように世界が広がっていく、そんな気分を味わった。ヨーロッパはどこか僕を大人にしてくれた様な気がする。どこかで誰かの声がきこえる。海はすぐそばだ。ボートは持ってきた。よし、今だ!Let's get on board!!







2014/07/22

腹立たしいことが起きる。心が毛羽立っていくのがわかる。一時的に頭にきても、後に引きずらないのが自分の性格だと自負していて、もういい歳になってきたから自分との付き合い方みたいなのは少しずつわかってきている。このざわざわを抑えようといろいろ気分転換を図る。人は頭痛がしたり、腹痛がしたりすると薬を飲んだり外の風に当たったりして、一生懸命それを治そうとするんだけど、機嫌が悪い時はあまりそういう事をしないでそのままでいたりする。実は同じ事でご機嫌斜めというのは実に周りにとっては、冬場に咳をまき散らされるくらいやっかいだったりするんだ。そんなわけで、お茶を飲んでみたり、外に出かけてみたり、ご飯を食べてみたり、お風呂に入ってみたり、パソコンに向かってみたり、子どもと遊んでみたりする。気分転換をする事は大切な事だと改めてわかる。でもそのあたりで違う事にも気がついた。今回は心の底から腹が立っている。






2014/07/21

汗をかいた額 打つ風


ふぅ〜、三連休忙しかった。毎年この海の日を挟んだ連休から夏の忙しさが始まる。でも今年はちょっと違う忙しさだった。それもそのはずいつもよりテーブルがみっつ多かったから。最近はお子様が多いからその対応として一階にテーブルを増やしたからだ。ところがお子様対応の席が大人に人気。一階で良いですか?と何回も聞かれ、もちろんどうぞ。三席しかないんだからそりゃあ特別席になっちゃうよねぇ。難しいもんだ。しかも一階と二階を行ったり来たりで階段の上り下りをひたすら駆け足で。せっかく妻の妹夫婦がわざわざ鳥取から小玖有の顔を見に遠路はるばる来てくれたのに、三日間いて会えた時間は正味一時間。といっても僕が一人で疲れ果てていたから。義兄妹なのにハローグッバイ。ホントはゆっくり話しに近くのワインバーにでも行きたかったんだけど、叶わず。ごめんね。次はゆっくりご飯でも行きましょう。田舎から田舎。世間の人が思っているよりずっと、鳥取と栃木は遠い。






2014/07/17


20代前半の頃に友人と、飲み会に遅れてしまった時のもっともかっこいい一言って何だろうねと真剣に考えた。散々考えて出た答えが「遅くなってごめん、ちょっとクライアントとの打ち合わせが長引いちゃって…」だった。具体的なことは何も言ってないのだがそれっぽい。これが出た時におー!よくわからないけどなんかかっこいい!となった。そんな僕も結婚をして子どももできた。先日、今こそ妻に言ってみたい一言ってなんだろうとぼんやり考えてしまった。結果、ひねり出した答えが「迷ってるの?両方買っちゃえば?」と「小玖有は見てるからゆっくりしておいでよ」だった。前者はそんな場面なさそうだし、後者はまだまだ自信が無い。それにしてもこうして文章にしてみると、本当にくだらないことばかり考えているなぁ。父親ってこんなでいいのだろうか。この間、お店で半袖のシャツを黒いパンツにインしてる時に学生みたい?って聞いたら、クールビズみたいと言われ、へこむ。






2014/07/15

あの時のこと話そ


あくまで僕の勝手な意見なんだけど(多分みんな同意すると思う)、SHOZO史上最も愛されているスタッフが今日入籍した。太陽のようにいるだけで周囲が明るくなる、そんな人だ。射止めた男はこちらも賑やかな大男。近所迷惑なくらい笑いの絶えない家庭が築かれるだろうね。そんな日だったから久しぶりに自分たちが入籍した時の事を思い出す。5年と少し前、この町に引っ越してきてすぐ、僕がSHOZO入社直前に入籍した。沢山の人に驚かれて、会社の上の人にこっそり呼び出され駆け落ちを疑われた。まぁ、そらそうだ。誰も知り合いがいないから省三さんと当時店長だった恵美ちゃんに保証人になってもらったんだから。前代未聞の入籍劇は、今となっては笑い話だけど、大丈夫か?とみんな思っただろうな。本人たちは全然気にしてなかった。新しい土地に来て、自分たちを受け入れてもらうには夫婦になる事が一番だったから。まぁ、結婚するから一緒に来たんだし。そうそう、将来結婚しようと思っている人がいるなら、早くしちゃったほうがいい。そこから開ける事があまりに沢山あるように思うから。さらには絶対手放したくない人がいるなら、とにかく「判子押すまで気を抜くな!」だ。それくらい、結婚は楽しい。






2014/07/12

七夕を超えていくつもnight and day

台風が去って、夏が来る。とたくさんの人が思っただろうな。家の近くに出来たFAMILY TREEに行く。黒磯スタッフ高橋くんの友だち夫婦のお店だ。生姜焼き定食、美味しかった。サバ節のペペロンチーノ美味しかった。店員さん優しくて心地よかった。少し前に高橋みどりさんと話したときに、オシャレさとか格好良さなんて二の次でいいのよ。とにかく美味しい店が一軒でも増えてくれたらいいのに、立ち食いでもいいのよねっておっしゃってた。先日恵美ちゃんと会った時にもある東京の人気店について、悪くないんだけど、好きになりきれない理由ってなんだろうって言ってて。結局答えは飲食店としての美味しさのレベルってことで着地した。身近で使うにはさっと入って、美味しけりゃそれに越した事はないな。昨日行ったFAMILY TREEはお子様連れ歓迎だから今の僕らにはホントありがたい。ご主人がDJなのできっと新車が買えちゃうなってくらいのもの凄いスピーカーがある。そっち方面が好きな方は一度見てみてほしい。さらりと宣伝。
そうそう先日、老人が食べる料理が気になるってブログに書いた話を妻にしたら、もう老人なんじゃないのだって。……むかっ!





2014/07/11

お店にいると色んなところのコーヒー豆が集まってくる。みんなが気になる豆を買ってきたり、知り合いにいただいたり。そういったものは必ず試飲するんだけど、いつも面白いなぁと思うのが、「どう?美味しい?」と聞くと大体ストレートに感想を言わないで、なんとなく周りの反応をみたり、率直な意見を言う人に同調したりする。多分自分が見当違いの感想を言ってしまう事がちょっと怖いんだろうな。でもそういう時に、「どう?好き?嫌い?」と聞くとみんな「好き」「嫌い」から入って素直な感想を言い始める。美味しいかと聞くとそれ全体の感想を決定する事を言わなきゃいけないから躊躇するんだな。気持ちもわかる。まあ、内輪だけの話なので何を言ってもいいっちゃあいいんだけど。美味しいは良いとして、不味いは確かに作り手への敬意を欠いている。以前、コートドールの斉須シェフがインタビューで料理人は殆どの方が考え、アイデアを出し、研究し、自分が納得のいくものを出している。それを美味しいか美味しくないかで判断出来ない。好きか嫌いかでしか評価できない。という趣旨の事を言ってらしたのを思い出した。そりゃあそうだよなぁ。ふむふむなるほど、やっぱり「味はお口に合いますか?」ってことなのだ。





2014/07/08


久しぶりに自分で企画したイベントの打ち合わせ。先方は遠路はるばる東京から黒磯まで。雑談も交えつつみっちり話し合うこと約2時間。カフェのBGMについてちょっと話を聞いてみたくなって持ち込んでから2年、会うのも実に2年ぶり。お互いに時間の余裕ができて前に進み始めたこの企画。その後忘れられずにいて、たびたび思い出してはやってみたい企画だったのでありがたいとおっしゃっていた。話を持ち込んだ時の自分はどんなだったかはっきり思い出せないけど、今は時間が経ってよりニュートラルな気持ちで話が出来ている自分にはっきりと手応えを感じる。企画が動き始めた時のちょっとした緊張感はいつもたまらない。今回の試みがうまく行けば、今までと違う新しい例が出来るはず。一度は時間もないし断ろうかと思ったけれど、挑戦することに決めてよかった。ありがとう、パートナーを務めてくれるフジ。それにしても打ち合わせってこんな疲れる時間だったかなあ。頭はヘトヘト、目はランラン。ようやく始まった。そんな感じ。





2014/07/07

ずっとヨロシク!





2014/07/05

外は雨 流れ 今も続く朝からの雨模様

さて、先日のオーガニックホリデイ。黒磯店のスタッフは紅葉亭の洋風弁当を食べながら舟越桂さんのDVDを見るというそれはそれは静かな贅沢をする日でした。SHOZOスタッフの間では言わずと知れた紅葉亭と舟越桂。お弁当は相変わらずの丁寧な美味しさで、DVDの方は約6ヶ月に渡る木彫の制作風景にインタビューを交えながら収めたもの。以前SHOZOに家族で来てくれた事があるらしいのですが、それを知っているスタッフはもうおらず、みんな初対面。作品はいくつかデッサン画がお店にあるけれど、彫刻が誕生するまでの映像はとても興味深いものでした。サッカー好き、愛煙家、謙虚、自然体、批評家嫌い、そしてスケボー上手。作品からは想像出来ない人間像。一方で同じように興味深かったのが、観ている側がそれぞれの立場や視点によって見ているところがあまりにも違うこと。ある人は道具に着目し、ある人は体格を、ある人は素材の木を気にしていた。妻は彼の発する言葉を拾い、僕は有能そうなアシスタントの動きばかり気になった。確かにそれぞれの人間性を表してる。当てはまる。物語ではないからこそ、それぞれの角度から見て自分の中で物語を作るんだなあと妙な発見をした休日。ホント実に有機的なお休み。





2014/07/03

パリに行ってた海央ちゃんが帰ってきたらしい。僕のいない間にお土産が届く。向こうで買ってきたバターで作ったお菓子。やっぱりフランス行ったらバターですよね。エシレバターですら庶民価格の国。それはセボンでリッチな味でございました。それにしてもどうしてこんなにかわいいのか。孫ではなくてこの箱の話。白地に青の文字。自体も様々だからバラつきそうなものをよくもこううまい具合に…。シンプルでいて洗練。逆だったらどうか、果たしてパリジャンは和菓子の箱を見てトレビアンと言うだろうか。





あろうことか妻より先になにもせずに眠ってしまう。その分今朝は早く目を覚まし、副菜と保存食作り。朝食用のご飯を炊いて、お味噌汁。田作りと玉こんにゃくの甘辛、にんじんしりしり。以前は「わて料理上手でっしゃろ」みたいな男の人が作りがちな一皿入魂料理ばかり作っていたけど、結局こういう時はこういうのが一番ありがたい。母乳にも良いようですし。昔は老人が食べる料理だとばかり思っていたものが、最も理にかなった料理かもしれないと思う今日この頃。もちろん今でも重たいものも食べちゃいますけどね。料理は喜んでもらえるのが一番かな。